December 5, 2012

撮影日誌『クランクアッープ!』

本日12月5日、ついに『仁光の受難』がクランクアップしました!

まだ実景や独立した特殊シーンの撮影は残っているらしいのですが、
それらの撮影は来年になってしまうため、一旦ひと区切りということで。
10月7日にクランクインして以降、2ヶ月に渡った撮影期間。
そのクランクアップの瞬間がコチラです!

地味だな!というのも致し方ないことでして…。
撤収の時間が迫っていたため、余韻に浸る間もなく片付け開始!
最後の最後まで余裕のない撮影でした。低予算だからしょうがないですね。
(花も前回すでに渡しちゃってますしね)

季節はすっかり冬になってしまいましたが、なんとか走りきりました。
主演・辻岡正人さんを始めとするキャストの皆さま、お疲れ様でした!

映画『仁光の受難』はこれからポスプロ段階に入りますが、
ひとまず今年はもう休みます!また来年お会いしましょう!よいお年を!

December 4, 2012

撮影日誌『ラスト2デイズ』

さあ、スケジュールを再調整して、クランクアップまであと2日。
本日も御殿場は馬頭塚で撮影です。

とはいえ、重要なシーン・派手なシーンは全て撮り終えているので、
撮影日誌的にはあまり書くことがありません!
(たくさん写真も撮ったのに全て同じような感じに!)

濃霧が煙ったり晴れたりの繰り返しでなかなか厄介な撮影でした。
妖怪が出る森なので演出的に霧はありがたい!と思った数分後には晴れちゃうんですよね。
クランクアップ向けて堅実に淡々と撮影を進めます。

あ、借り物のドリー壊れた。

November 27, 2012

撮影日誌『クランクアップ未遂』

合宿最終日、本日はいよいよクランクアップの予定です!

まだ撮影できていないシーンは大量にある…。
しかしこれ以上撮影日を伸ばせない諸事情も…。
昨日の雨で撮影スケジュールはさらに遅れて、取捨選択を迫られた厳しい状況です。

必然、撮るのは重要シーンばかり。写真は、ご存知、我らが主人公「仁光」を演じる辻岡さんと、
終盤で仁光に絡んでくる重要なキャラクターとして、満を持しての登場となりました若林美保さん!

役柄はまだ秘密なのですが、作品中最も妖艶な存在として観客を魅了します。
これは本番直前の最終確認を監督と行っているところですね。お二人とも真剣な表情です。
他にも本日から撮影に参加したキャストが二人!

ほっかむりをして怯えた表情の村人「藤兵衛」役、曽我真臣さん(左上)。
血まみれで満面の笑みを浮かべる村人「吾助」役のアオキカズヤさん(中央下)。
どちらも作品に強烈なスパイスを加えてくれる超目立つ村人です。
エキストラの方々も含め、本日はキャストが入れ替わり立ち代わり大忙し。
何よりも寒い!季節はもうすっかり冬です。
大いに健闘しましたが、無慈悲にも日は暮れて、
ついに本日クランクアップ不可能となってしまいました。

この時点でいろんな問題が浮上しますね。
追加の撮影日はいつ?あと何日必要?スタッフ・キャストのスケジュールは?
中でも一番の疑問は、
「用意してあるクランクアップ用の花束どうしよう…」ということです(笑)
本日クランクアップの予定だったため、もちろんスタッフは、
キャストにの皆さんにお渡しする花束を用意していたんですね。

もったいないので、クランクアップごっこをして遊びました(笑)
主演の辻岡さんも素敵な苦笑いです!来週も撮影よろしくお願いします!

November 26, 2012

November 25, 2012

撮影日誌『御殿場撮影合宿』

本日から3日間の御殿場撮影合宿が始まりました!
ロケ地は静岡県御殿場市、「馬頭塚」。
キャストの到着は昼過ぎなので、それまでに念入りに打ち合わせ重ねます。

空も晴れて富士山も見える絶好の撮影日和!といいたいところですが、
最低気温は0度。ガクブルです。
『仁光の受難』はスケジュールの都合で二人のカメラマン(撮影技師)がいるのですが、
本日からカメラマンは山本氏からオカザキ氏にバトンタッチされました。
オカザキ氏は撮影前半戦も助手として参加してもらっていたので、
すでにチームワークは抜群です。

他にも新メンバーが続々と参加してくれました。
『仁光の受難』はボランティアスタッフで制作しているので、演出部と技術部以外はあまりメンバーが固定されていないのです。
日替わりで色んな人が手伝ってくれます。

そうこうしている間にキャストも到着。ケータリングのカレーを食べて撮影開始!
旅に出た主人公「仁光」と浪人「勘蔵」の出会いのシーンを中心に撮っていきました。
しかし残念ながら、この日は最低限のシーンすら撮り切れずに終了。
久しぶりに敗北感たっぷりの日でしたね。
これから緊急会議!明日はなんとか取り返しましょう!

November 18, 2012

クラウドファンディング達成!

ご報告です!
「CAMPFIRE」というサイトで8月より行なってきたクラウドファンディングですが、
無事プロジェクト達成し、1,084,100円の支援金を得ることが出来ました。

【キャンプファイヤー内『仁光の受難』支援ページ】
ご支援頂いたパトロンの皆さま、誠にありがとうございます!
大切に使わせて頂きます!

いよいよ今月末、『仁光の受難』クランクアップの予定です!
監督が病床に倒れたりと、庭月野組もひと波乱ありましたが、
気合い入れてラストスパートに臨みますよ!

November 5, 2012

撮影日誌『足柄峠を二川に』

本日の撮影は南足柄市の足柄峠。あの「金太郎」ゆかりの地です。

本日のメインは主人公・仁光の旅の道程。
東海道・二川宿にて旅の芸者とすれ違うシーンです。

二川(ふたがわ)というのは、東海道五十三次の33番目の宿場で、
現在でいう愛知県豊橋市二川町と大岩町のことを指します。

こちらはかの有名な歌川広重の浮世絵、『東海道五十三次・二川』ですね。
浮世絵もこの映画の重要なテーマのひとつ。
一体この浮世絵と撮影した映像がどう絡んでくるのか!?

他にも富士山を臨むカットも撮影したかったのですが、あいにくの曇天。
庭月野組はなかなか天候に恵まれないようです。
また少し間が空いて、次の撮影は月末!そろそろ終わりが見えてきた?

November 4, 2012

撮影日誌『奥多摩に冬の気配』

お久しぶりです!撮影前半戦から20日ほど間をあけて、
『仁光の受難』撮影後半戦がスタートしました!
(とは言っても後半戦は2~3日間の短い撮影を何回かに分けて行います)

本日のロケ地は奥多摩!
気品すら漂う滝行シーンですね!辻岡さん、イイ体です!

この日は女性キャストがいないため、スタッフも男だらけでした。
岩場水場が多い山中はかなりタフな撮影になります。
奥多摩はとても幻想的で不思議な場所でした。

クランクインからほぼ1ヶ月が経過し、
スタッフ全員が「冬が近い…」と感じていました。
明らかに寒くなっている。明らかに日が短くなっている。
後半戦がいかに大変な戦いになるかを暗示するような一日でしたね。

October 15, 2012

撮影日誌『竹林で逢いましょう』

いよいよ撮影前半戦、最終日!(まぎらわしい)

庄内映画村の撮影を終え、近隣の宿坊に泊まった次の日の朝、事件は起こりました。
まさかの全員寝坊!映画村で無茶し過ぎたんや!
きっと緊張の糸が切れちゃったんですね。
本来洒落にならない事態なのですが、全員寝坊なので、誰も怒れません。
こりゃ笑うしかありません。
慌てて全員を叩き起こし、急いで山形から栃木へ移動します。

急ぎながらも安全運転。到着したロケ地は栃木県「若山農場」。
360度見渡す限りの竹林に囲まれて、何とかオンタイムで撮影スタートできました。
寝坊した分、よく眠れたのでしょう。スタッフみんな元気!これは良い寝坊!

この日に撮影したのは、物語前半で主人公のターニングポイントになるシーンです。
延々と続く竹林の世界で、仁光が行き逢ったのは一体何者なのか…。ゴゴゴゴゴ…。

撮影は夜まで続き、ようやく9日間におよぶ撮影前半戦が終了。
めちゃくちゃ大変でしたが、まだまだ折り返し地点。
これからも庭月野組の受難は続きますが、今はただ好きなだけ眠りたい…。

October 14, 2012

撮影日誌『映画村は眠らない』

午前1時!庄内映画村、3日目の撮影がスタートしました!
前日の雨で遅れた分を取り戻すための強行軍です。
スタッフ・キャストが十分な休息を確保できないという事態は、本来あってはならないこと。決して褒められたことではありません。
できるだけ休息がとれるローテーションを模索しつつ、まずは撮影現場「山間集落エリア」の「てっぺんの家」に向かいます。

「てっぺんの家」は、その名の通り庄内映画村でも一番標高の高いところにあります。
なんと、3日目にして、ようやく出演となる方が3名も!(大変お待たせしました…)
終盤に訪れる村の「村長(むらおさ)」役の萩原正道さん!出演者の中では最高齢!
そしてその村の未亡人「おせん」役の原崎朋子さん!薄幸で疲れ切った未亡人を演じます!
最後に、浪人「勘蔵」役の岩橋秀高さん!主演に次ぐキーパーソンのひとりです!

10月とは言え、山形の奥地は極寒!
石油ストーブや待機中の毛布など、対策も大変!
夢中で撮影しているうちにいつの間にか太陽が昇っていました。
え、もう朝?じゃなくて昼!?みたいな。

庭月野組の長い一日はまだまだこれから!移動しつつ次々と撮影をこなしていきます。
振り返ると一日でこんなに撮ったの!?ってくらい撮ってますね。
なんせ庄内映画村最終日なのです。ここ以外でも撮れるシーンは全部後回しにして、
ここでしか撮れないシーンを確実に収めていきます。
ラストスパートは、内トラ(スタッフがエキストラ出演すること)などでスタッフ総出の大騒ぎ!
めちゃくちゃ大変だったけど、めちゃくちゃ楽しかったですね!

そんなこんなで庄内映画村の撮影が終了したのは夜6時。
スタッフ・キャスト全員の安堵の表情は忘れられません。
きっとたくさんの名シーンが生まれたことでしょう。皆さんお疲れ様でした。

後に撮影が控えてない夕食は初めてでしたね。
たまにはキャストやスタッフでゆっくり談笑したいところですが、監督ずっと寝てました。
こんな時でも、主演の辻岡さんは美女に囲まれてキメ顔!さすがですね。
夕食後は映画村から完全撤収!宿坊に泊まって、明日は栃木に向かいます!

October 13, 2012

撮影日誌『雨ニモマケズ』

ハイ、雨ー。雨降ったー。超なえるー。
庄内映画村2日目は、夜明け前から降り続く豪雨により波乱の幕開けとなりました。

雨が降ったら、室内シーンを撮ればいいじゃない。
ということでプランB、室内シーンを片っ端から前倒しての撮影スタートです。
まずは僧侶たちが朝餉(あさげ)の支度をするシーンから。

照明班が朝日を作り、助監督が消え物(料理)とかまどの火を準備します。
僧侶パートが終わると次は元気な女性キャストたちの撮影。
午後には雨もあがって、虹まで見えました。さあ外に出ましょう。

続いては数少ない主人公抜きのシーン。
出ずっぱりの辻岡さんには一旦お休み頂いて、僧侶VS女衆のガチバトル!
段取りが難しくピリピリした場面もあり、皆さん真剣な表情。
なのに非常にコミカルで勢いのあるシーンが撮れました。
難しい顔をしていた監督もカットをかける頃には満面の笑顔!
これにて僧侶の皆さんはオールアップ!
加藤貴広さん、村上仁史さん、岩佐裕一郎さん、敦賀亮太さん、佐藤裕一郎さん、
お疲れ様でした!

夕食時にオールアップした僧侶役の皆さんにお花を渡して記念撮影。
(本日オールアップできなかった女性陣にもフライングでお花を渡すという珍事も…)
まるでクランクアップしたみたいな雰囲気ですが、撮影は明日も続きます!
明日というか、この後すぐまた撮影です!

一部キャスト・スタッフを温泉に送り出し、残ったメンバーは温泉返上でナイトシーン撮影!
夜の森で坐禅をするシーンなのですが、
スタッフがあーでもないこーでもないと言っている間も主演の辻岡さんはひたすら坐禅。
役者魂で悟りまで開きそうな勢いでしたね。
ここまで撮って、ようやく本日撮影終了。

さて、明日は何時からでしょう?

October 12, 2012

撮影日誌『庄内映画村!』

東京から車で8時間、山形県「庄内映画村」にて、いよいよ主要シーンの撮影が始まりました。
初日のメインとなったのは、最も大人数で行う宿場町のシーンです。

思わずニヤニヤしてしまうほど、どこからどう見ても時代劇でしょう?
今日から衣装班は大忙し!キャストとエキストラ総勢30名弱の着付け&髷結いを、
夜明け前から昼過ぎまで、ぶっ続けで行います。(髷結いはすごく時間がかかるのです)
これだけの衣装もよく準備したなぁ…。初日の功労賞は間違いなく衣装班ですね。

さらに、本日は女性が主役の日!主演を脅かすほど女性のエネルギーに溢れた現場でした。

町娘を演じる有元由妃乃さん、堺宏美さん、鈴平ナオさん、水希千里さん。
女房を演じる、西本桃さん、深月ユリアさん、池永杏子さん。
その他、庄内映画村のエキストラの方々。
たくさんの女性が一丸となって主人公・仁光に迫ります。ちなみに馬も女の子。
本日ばかりは主演もたじたじ!

ヌードシーンなど極秘カットの他にも面白いシーンがいっぱい撮れました。
しかし慣れない映画村撮影、今日はけっこう撮りこぼしも…。
明日取り戻せるといいのですが…。明日は雨なんですが…。

October 10, 2012

撮影日誌『秋の坊主づくし』

撮影4日目も坊主だらけの撮影です。
昨日の長寿寺では主にお寺の「本堂」のシーンを撮りましたが、
今日は僧たちが休む「庫裏(くり)」や食事をする「食堂(じきどう)」のシーンを撮影しました。
仏前ではないため、少々人間らしい演技が増えます。煩悩の陰もチラホラ。
本日、早くも「妙光和尚」役の志戸晴一さんがオールアップ。
オファーからオールアップまでが3日という奇跡のスピード出演でしたが、
大変気持ち良く重要な役割を演じて頂きました。和尚、お疲れ様でした!

連日の撮影にスタッフの疲労もピークに達しつつあり、徐々にミスも増えてきます。
場所は茨城県古河市にある民家園。重要文化財で撮影させて頂いたのですが、
撮影が深夜に及んだということもあり、現状復帰が徹底出来ておらず、お叱りを受ける結果となってしまいました。他の制作者にも迷惑をかける、映画制作者にあるまじき行為で、大変反省しております。今後は一層徹底していきたいと思います。申し訳ありませんでした。

明日はいよいよ山形「庄内映画村」への移動日。
監督・カメラマン&助手・照明技師の4人は下見も兼ねて夜のうちに山形へ出発します!

October 9, 2012

撮影日誌『秋の坊主祭り』

さあ奥さん、始まりますよ!
撮影3日目『秋の坊主祭り』開幕です!
非常に珍しい「お寺のレンタルスタジオ」、アトリエミカミさんが管理する長寿寺での撮影でした。
主演の仁光(辻岡さん)、兄弟子たち(加藤さん、村上さん、岩佐さん)に加え、
新たに兄弟子「阿厳」役の敦賀亮太さん、「吽海」役の佐藤裕一郎さん、
そしてこの修行僧を束ねる和尚、「妙光」役の志戸晴一さんにご出演頂きました。
「妙光」役は前もって決まっていた方が急遽出られなくなったため、慌てて他の方を探すはめに。
そして志戸さんの出演が決まったのはなんと撮影前日!
ギリギリのキャスティング!エキサイティング!

ロケ2連チャンの後のスタジオ撮影にスタッフはどこか余裕顔。
やっぱり同じ場所で(比較的)計画通りに撮影できるスタジオ撮影はいいですね。
待機中の坊主たちは墓場の横でバカンス状態!何だかとっても楽しそうです。
大掛かりな合成素材の撮影もありました。上手く撮れたかな?

October 8, 2012

撮影日誌『滝行ヤバイ』

撮影2日目は、南足柄市にある「夕日の滝」での撮影でした。
ここでは主人公であるお坊さん「仁光」の滝行のシーンを撮影する予定だったのですが、自然の脅威が容赦なくスタッフとキャストを襲ったのです。 それはまさに大自然との戦い!
機材を抱えて冷たい水の中を潜行していく撮影部!
煙る滝壺をライトで包囲していく照明部!
響き渡る轟音に負けずガンマイクを構える録音部!
スタンドインで大瀑布の藻屑と消える制作&助監督!
舞い上がる霧に煽られながらも魂の表現で魅せる役者たち!
重く冷たい滝に打たれ、持っていかれかけた主演・辻岡正人!
そして岩の上からメガホンで指示を飛ばすだけの監督!(皆ホントにごめんね!)

ロケハン時に念入りなシミュレーションを行ったのですが、どうやら前日に雨が降って滝が増水していたらしく、想定以上に大変な撮影になってしまいました。
少々重要なシーンなので、ここのスチールは多く出せませんが、とにかく壮絶な絵が撮れました。
その後スタッフ・キャストは温泉で温まりサービスエリアで仲良く夕食。
徐々に苛酷さを増していく撮影、風邪ひいてませんように!

October 7, 2012

撮影日誌『受難の始まり』

映画『仁光の受難』、ついに本日クランクインしました! 
主演・辻岡正人さんの凛々しい立ち姿で始まったクランクイン。 この日は朝からあいにくの雨模様でしたが、いくつかのシーンを雨のシーンに変更して撮影。
それぞれのスタッフ・キャストが庭月野組での感触を手探りで掴んでいきます。
出演者は「仁光」を演じる主演・辻岡さんの他に、仁光の兄弟子である「常明」役の加藤貴広さん、「托陽」役の村上仁史さん、「照念」役の岩佐裕一郎さん、町娘「おひさ」役の有元由妃乃さん。
監督や衣装班の努力の結晶、作り込んだ僧衣や自毛の髪結いが良い感じです。 もうどこからどう見ても時代劇ですね!
監督を含め時代劇初体験のスタッフが多く、映画撮影自体が初体験のスタッフもいるので、 皆口々に「おお、時代劇だ…」「すげー、時代劇撮ってるよ」と漏らしていました。
まだまだ撮影前半戦「魔の9日間」の1日目、それぞれの顔に余裕が窺えます。
この和やかな現場もすぐに悲惨な地獄と化すんだろうなぁと思いつつ、本日のレポートはこの辺で。

August 22, 2012

クラウドファンディング開始!

映画『仁光の受難』は、本日より「CAMPFIRE / キャンプファイヤー」というサイトにて、
クラウドファンディングを開始しました。
現在皆さまからのご支援(制作費のカンパ)を募っています。

自主制作映画である『仁光の受難』は、
当然ながら、制作費のほとんどを監督(と一部スタッフ)の自腹で捻出しています。
しかし、時代劇にかかる費用は予想以上に大きく、まだ十分な制作費を確保出来ておりません。
そこで、制作費の一部を出資して頂ける方々を、このサイトで募集しているというわけなんです。

【キャンプファイヤー内『仁光の受難』支援ページはコチラ!】

この映画を楽しみにして頂いている方の中で、懐に余裕のある方がいらっしゃいましたら、
ご支援頂けると大変助かりますので、何卒よろしくお願いします。

500円から始まる様々な金額の支援プランから選んでご出資頂けるシステムになっております。
出資金額に応じ、こちらからも心ばかりのお返し(リターン)として、完成作品のDVDやBlu-ray、
クレジットへのお名前掲載、試写会への招待などをご用意しています。
完成してもすぐに上映する機会があるわけではないので、Blu-rayなどのリターンはオススメ!

お力添えのほど、何卒よろしく申し上げます!

July 5, 2012

『仁光の受難』とは?

本日は、『仁光の受難』とはどんなストーリー?というお話を。

(写真は先月ロケハンに行った千葉県「房総のむら」)

江戸後期、武州の外れにある寺から、物語は始まります。
主人公は「仁光」という名の謹厳実直な修行僧。
誰よりも熱心に修行に励む、僧侶の鑑でした。

しかしこの仁光、何故か女人にモテるのです。
それも尋常なモテ方ではない。
真面目な仁光は悩みに悩み、そしてある妖怪(あやかし)と行き逢います。
この邂逅が仁光の世界を破壊してしまうことになるのですが…。

(写真は先月ロケハンに行った茨城県「善光寺」)

古くはブッダの十大弟子のひとり「アナンダ」も大層な美男子でモテモテだったとか。
木にぶら下がっていたアナンダの股間に女人たちの目が釘付けになってしまったことから、
ブッダは教え子に下着の着用を義務付けた、という逸話もあるとか?(うろ覚え)

(写真は先月ロケハンに行った埼玉県「難波田城公園」)

同じように日本にもモテモテのお坊さんのお話はいくつかあります。
この『仁光の受難』の着想に繋がった史実「延命院事件」と伝承「二恨坊の火」もそう。
モテモテの僧侶が、惑わされ、不幸な結末を迎えるお話です。

July 1, 2012

自主制作で長編時代劇を!

さて本日は『仁光の受難』ってどんな企画?というお話を。
 自主制作映画の中でも圧倒的割合を占める「現代劇・日常劇」から離れ、
「海外の映画祭も視野に入れたエンタメ時代劇」を作りたい!
「勧善懲悪」「侍」「忍者」というステレオタイプの物語ではなく、
それとはまた別の日本独自の文化「仏教」「妖怪」「浮世絵」を織りまぜた、
既存の時代劇とも一線を画す「新しい形の時代劇」を!
監督のそういう思いが発端で、この企画はスタートしました。

史実「延命院事件」や伝承「二恨坊の火」から着想を得た創作妖怪譚を、
実写やアニメーションを交えた独自の世界観で表現し、
ホラーではなく、民衆の好奇の対象だった蠱惑的な百物語を目指します。

しかし当方、企業ではなく、監督個人の自主制作です。
僅かな資金とボランティアスタッフで活動しています。
創意工夫の自主制作とはいえ、現代劇ならまだしも、
長編時代劇を撮ろうというのはけっこう無茶な試みです。
それでも完成像への確固たる自信を原動力に、撮影準備を進めています。
ロケーションや衣装や小道具、キャストやスタッフに関しても、
どんな些細なことでもいいのでご協力頂けたら幸いです。

連絡先:mail(atmark)tricyclefilm.net

【監督】庭月野 議啓(にわつきの のりひろ)
前作の短篇映画『イチゴジャム』がぴあフィルムフェスティバルを始めとする様々な映画祭で入選。

June 27, 2012

公式BLOGスタート!

恐る恐るスタートしました。
映画『仁光の受難』(にんこうのじゅなん)公式BLOG。
皆さんはじめまして。監督の庭月野(にわつきの)です。
このblogは、自主制作映画『仁光の受難』の制作過程や、TRICYCLE FILM(庭月野組)の活動をオープンしていくことで、皆様からのご参加・ご協力・上映に向けてのご興味を仰ぎたい、という魂胆のもと開設されました。
果たしてどんな映画になるのか、そもそもちゃんと完成するのか。
今後様々な情報を発信していきますので、 何卒よろしくお願いします。
庭月野議啓