October 14, 2012

撮影日誌『映画村は眠らない』

午前1時!庄内映画村、3日目の撮影がスタートしました!
前日の雨で遅れた分を取り戻すための強行軍です。
スタッフ・キャストが十分な休息を確保できないという事態は、本来あってはならないこと。決して褒められたことではありません。
できるだけ休息がとれるローテーションを模索しつつ、まずは撮影現場「山間集落エリア」の「てっぺんの家」に向かいます。

「てっぺんの家」は、その名の通り庄内映画村でも一番標高の高いところにあります。
なんと、3日目にして、ようやく出演となる方が3名も!(大変お待たせしました…)
終盤に訪れる村の「村長(むらおさ)」役の萩原正道さん!出演者の中では最高齢!
そしてその村の未亡人「おせん」役の原崎朋子さん!薄幸で疲れ切った未亡人を演じます!
最後に、浪人「勘蔵」役の岩橋秀高さん!主演に次ぐキーパーソンのひとりです!

10月とは言え、山形の奥地は極寒!
石油ストーブや待機中の毛布など、対策も大変!
夢中で撮影しているうちにいつの間にか太陽が昇っていました。
え、もう朝?じゃなくて昼!?みたいな。

庭月野組の長い一日はまだまだこれから!移動しつつ次々と撮影をこなしていきます。
振り返ると一日でこんなに撮ったの!?ってくらい撮ってますね。
なんせ庄内映画村最終日なのです。ここ以外でも撮れるシーンは全部後回しにして、
ここでしか撮れないシーンを確実に収めていきます。
ラストスパートは、内トラ(スタッフがエキストラ出演すること)などでスタッフ総出の大騒ぎ!
めちゃくちゃ大変だったけど、めちゃくちゃ楽しかったですね!

そんなこんなで庄内映画村の撮影が終了したのは夜6時。
スタッフ・キャスト全員の安堵の表情は忘れられません。
きっとたくさんの名シーンが生まれたことでしょう。皆さんお疲れ様でした。

後に撮影が控えてない夕食は初めてでしたね。
たまにはキャストやスタッフでゆっくり談笑したいところですが、監督ずっと寝てました。
こんな時でも、主演の辻岡さんは美女に囲まれてキメ顔!さすがですね。
夕食後は映画村から完全撤収!宿坊に泊まって、明日は栃木に向かいます!