October 8, 2012

撮影日誌『滝行ヤバイ』

撮影2日目は、南足柄市にある「夕日の滝」での撮影でした。
ここでは主人公であるお坊さん「仁光」の滝行のシーンを撮影する予定だったのですが、自然の脅威が容赦なくスタッフとキャストを襲ったのです。 それはまさに大自然との戦い!
機材を抱えて冷たい水の中を潜行していく撮影部!
煙る滝壺をライトで包囲していく照明部!
響き渡る轟音に負けずガンマイクを構える録音部!
スタンドインで大瀑布の藻屑と消える制作&助監督!
舞い上がる霧に煽られながらも魂の表現で魅せる役者たち!
重く冷たい滝に打たれ、持っていかれかけた主演・辻岡正人!
そして岩の上からメガホンで指示を飛ばすだけの監督!(皆ホントにごめんね!)

ロケハン時に念入りなシミュレーションを行ったのですが、どうやら前日に雨が降って滝が増水していたらしく、想定以上に大変な撮影になってしまいました。
少々重要なシーンなので、ここのスチールは多く出せませんが、とにかく壮絶な絵が撮れました。
その後スタッフ・キャストは温泉で温まりサービスエリアで仲良く夕食。
徐々に苛酷さを増していく撮影、風邪ひいてませんように!

October 7, 2012

撮影日誌『受難の始まり』

映画『仁光の受難』、ついに本日クランクインしました! 
主演・辻岡正人さんの凛々しい立ち姿で始まったクランクイン。 この日は朝からあいにくの雨模様でしたが、いくつかのシーンを雨のシーンに変更して撮影。
それぞれのスタッフ・キャストが庭月野組での感触を手探りで掴んでいきます。
出演者は「仁光」を演じる主演・辻岡さんの他に、仁光の兄弟子である「常明」役の加藤貴広さん、「托陽」役の村上仁史さん、「照念」役の岩佐裕一郎さん、町娘「おひさ」役の有元由妃乃さん。
監督や衣装班の努力の結晶、作り込んだ僧衣や自毛の髪結いが良い感じです。 もうどこからどう見ても時代劇ですね!
監督を含め時代劇初体験のスタッフが多く、映画撮影自体が初体験のスタッフもいるので、 皆口々に「おお、時代劇だ…」「すげー、時代劇撮ってるよ」と漏らしていました。
まだまだ撮影前半戦「魔の9日間」の1日目、それぞれの顔に余裕が窺えます。
この和やかな現場もすぐに悲惨な地獄と化すんだろうなぁと思いつつ、本日のレポートはこの辺で。

August 22, 2012

クラウドファンディング開始!

映画『仁光の受難』は、本日より「CAMPFIRE / キャンプファイヤー」というサイトにて、
クラウドファンディングを開始しました。
現在皆さまからのご支援(制作費のカンパ)を募っています。

自主制作映画である『仁光の受難』は、
当然ながら、制作費のほとんどを監督(と一部スタッフ)の自腹で捻出しています。
しかし、時代劇にかかる費用は予想以上に大きく、まだ十分な制作費を確保出来ておりません。
そこで、制作費の一部を出資して頂ける方々を、このサイトで募集しているというわけなんです。

【キャンプファイヤー内『仁光の受難』支援ページはコチラ!】

この映画を楽しみにして頂いている方の中で、懐に余裕のある方がいらっしゃいましたら、
ご支援頂けると大変助かりますので、何卒よろしくお願いします。

500円から始まる様々な金額の支援プランから選んでご出資頂けるシステムになっております。
出資金額に応じ、こちらからも心ばかりのお返し(リターン)として、完成作品のDVDやBlu-ray、
クレジットへのお名前掲載、試写会への招待などをご用意しています。
完成してもすぐに上映する機会があるわけではないので、Blu-rayなどのリターンはオススメ!

お力添えのほど、何卒よろしく申し上げます!

July 5, 2012

『仁光の受難』とは?

本日は、『仁光の受難』とはどんなストーリー?というお話を。

(写真は先月ロケハンに行った千葉県「房総のむら」)

江戸後期、武州の外れにある寺から、物語は始まります。
主人公は「仁光」という名の謹厳実直な修行僧。
誰よりも熱心に修行に励む、僧侶の鑑でした。

しかしこの仁光、何故か女人にモテるのです。
それも尋常なモテ方ではない。
真面目な仁光は悩みに悩み、そしてある妖怪(あやかし)と行き逢います。
この邂逅が仁光の世界を破壊してしまうことになるのですが…。

(写真は先月ロケハンに行った茨城県「善光寺」)

古くはブッダの十大弟子のひとり「アナンダ」も大層な美男子でモテモテだったとか。
木にぶら下がっていたアナンダの股間に女人たちの目が釘付けになってしまったことから、
ブッダは教え子に下着の着用を義務付けた、という逸話もあるとか?(うろ覚え)

(写真は先月ロケハンに行った埼玉県「難波田城公園」)

同じように日本にもモテモテのお坊さんのお話はいくつかあります。
この『仁光の受難』の着想に繋がった史実「延命院事件」と伝承「二恨坊の火」もそう。
モテモテの僧侶が、惑わされ、不幸な結末を迎えるお話です。

July 1, 2012

自主制作で長編時代劇を!

さて本日は『仁光の受難』ってどんな企画?というお話を。
 自主制作映画の中でも圧倒的割合を占める「現代劇・日常劇」から離れ、
「海外の映画祭も視野に入れたエンタメ時代劇」を作りたい!
「勧善懲悪」「侍」「忍者」というステレオタイプの物語ではなく、
それとはまた別の日本独自の文化「仏教」「妖怪」「浮世絵」を織りまぜた、
既存の時代劇とも一線を画す「新しい形の時代劇」を!
監督のそういう思いが発端で、この企画はスタートしました。

史実「延命院事件」や伝承「二恨坊の火」から着想を得た創作妖怪譚を、
実写やアニメーションを交えた独自の世界観で表現し、
ホラーではなく、民衆の好奇の対象だった蠱惑的な百物語を目指します。

しかし当方、企業ではなく、監督個人の自主制作です。
僅かな資金とボランティアスタッフで活動しています。
創意工夫の自主制作とはいえ、現代劇ならまだしも、
長編時代劇を撮ろうというのはけっこう無茶な試みです。
それでも完成像への確固たる自信を原動力に、撮影準備を進めています。
ロケーションや衣装や小道具、キャストやスタッフに関しても、
どんな些細なことでもいいのでご協力頂けたら幸いです。

連絡先:mail(atmark)tricyclefilm.net

【監督】庭月野 議啓(にわつきの のりひろ)
前作の短篇映画『イチゴジャム』がぴあフィルムフェスティバルを始めとする様々な映画祭で入選。