July 1, 2012

自主制作で長編時代劇を!

さて本日は『仁光の受難』ってどんな企画?というお話を。
 自主制作映画の中でも圧倒的割合を占める「現代劇・日常劇」から離れ、
「海外の映画祭も視野に入れたエンタメ時代劇」を作りたい!
「勧善懲悪」「侍」「忍者」というステレオタイプの物語ではなく、
それとはまた別の日本独自の文化「仏教」「妖怪」「浮世絵」を織りまぜた、
既存の時代劇とも一線を画す「新しい形の時代劇」を!
監督のそういう思いが発端で、この企画はスタートしました。

史実「延命院事件」や伝承「二恨坊の火」から着想を得た創作妖怪譚を、
実写やアニメーションを交えた独自の世界観で表現し、
ホラーではなく、民衆の好奇の対象だった蠱惑的な百物語を目指します。

しかし当方、企業ではなく、監督個人の自主制作です。
僅かな資金とボランティアスタッフで活動しています。
創意工夫の自主制作とはいえ、現代劇ならまだしも、
長編時代劇を撮ろうというのはけっこう無茶な試みです。
それでも完成像への確固たる自信を原動力に、撮影準備を進めています。
ロケーションや衣装や小道具、キャストやスタッフに関しても、
どんな些細なことでもいいのでご協力頂けたら幸いです。

連絡先:mail(atmark)tricyclefilm.net

【監督】庭月野 議啓(にわつきの のりひろ)
前作の短篇映画『イチゴジャム』がぴあフィルムフェスティバルを始めとする様々な映画祭で入選。