June 28, 2017

アメリカ上陸!シアトル国際映画祭&ニューヨークアジアン映画祭!

『仁光の受難』、ようやくアメリカ上陸です。(監督は残念ながら上陸できず)
まずは事後報告。5月末に「シアトル国際映画祭」で三回上映されました。

「シアトル国際映画祭」
https://www.siff.net/festival/suffering-of-ninko

USプレミアとなりますが、実はシアトルは以前映画祭出品したカナダのバンクーバーやビクトリアとかなり距離が近い都市なんですよね。あの辺一帯の映画人に『仁光の受難』はかなり浸透しているんじゃないでしょうか!

そして、西海岸から東海岸へ! 明後日(6月30日)から始まるニューヨークアジアン映画祭にも出品されます!(現地に行ってみたかった!)

「ニューヨークアジアン映画祭」
https://www.filmlinc.org/festivals/new-york-asian-film-festival/#films
シアトルでもニューヨークでも、主人公の仁光より町娘がアイコンとして使われています。やはり着物と能面は引きが強いのでしょうね。

そろそろ映画祭回りも落ち着いてきたところ、国内劇場公開に関してはもう少しで詳細発表ができそうですよ。

March 16, 2017

香港国際映画祭出品決定!カンボジア国際映画祭など続々出品中!

まだまだ世界を回っております『仁光の受難』、

来月、4月は「香港国際映画祭」に参加してきます!

香港国際映画祭の公式サイトはコチラ http://www.hkiff.org.hk/film/detail?id=82

香港国際映画祭もアジアを代表する大きな映画祭なので楽しみですね。
中国語では『仁光的受難』。監督も単独出席予定です。


そして事後報告なのですが、3月は2つの海外の映画祭で上映されていました!

まずはカンボジア!
あの『ラ・ラ・ランド』『ムーンライト』と同じセクションです!

「カンボジア国際映画祭」
http://cambodia-iff.com/feature-international-cinema/


そして再びオランダへ!

「CinemAsia映画祭」
http://cinemasia.nl/en/?x-portfolio=suffering-of-ninko


どちらも監督は出席していないので、上映時の状況などは全く分かりませんでしたが、きっと盛況だったことでしょう!

国内上映は現在スケジュール調整中。まだもうちょっと時間がかかりそうかな?

February 2, 2017

レポート『ロッテルダム国際映画祭』

1月29日、11時間超のフライトを終え、庭月野監督はロッテルダム国際映画祭(以下IFFR)での『仁光の受難』ヨーロッピアンプレミア上映のため、オランダ・アムステルダムのスキポール空港に到着しました。 IFFRは、ヨーロッパの映画祭の中でもインディペンデント映画やアジア映画を多く紹介するのが特徴だそうです。
エンジェル(IFFRでゲストをアテンドするスタッフの呼称)のフランチェスカさんに案内され、シャトルバスでロッテルダムへ向かいます。 日もすっかり暮れて、ホテルの目の前の劇場では、IFFRのロゴである虎マークが映し出されていました。夜はパーティに少し顔を出してビール(映画祭仕様のヴァルシュタイナー!)など飲みましたが、フライトの疲れもあってすぐに就寝。 翌日は上映日でしたが、上映時間は21時45分と遅め。チケットはすでにソールドアウトだったので(監督もソールドアウト慣れしてきた様子)心置きなく観光を楽しみます。
ロッテルダムは、かつては世界最大(今でもヨーロッパ最大)の貿易都市で、第二次世界大戦で街が破壊されたため、ほとんどの建築物が新しいです。そのため、独創的で面白い建物もたくさん。 マルクトホールという巨大市場で食べ歩きをしたり、キューブハウス(世界遺産)を見学したり、有意義な時間を過ごしました。
夜の上映前に、アジアンフィルムメーカーのためのパーティが開かれていたので出席。監督はすぐ顔が赤くなるのにお酒を飲んでしまいましたが、東京フィルメックスで審査委員長を務めた(IFFRのプログラマーでもある)トニー・レインズさんと再会したり、『淵に立つ』の深田晃司監督とお会いしたり、楽しい時間を過ごしたようです。

いよいよ上映時間、「パテ」というシネコンに向かいます。ここでも虎のマークのライトアップ。監督の上映前の英語挨拶もだいぶ定型文として固まってきた様子で、スラスラと言えるようになっておりました。(お酒のせいで若干テンションも高い) ヨーロピアンプレミアのお祝いとして虎のマークのチョコレートを頂いてご機嫌の監督。 上映後は大きな拍手を頂き、Q&Aも盛況でした。「実際にこういう昔話があるのか」とか「なぜ時代劇にボレロ(西洋音楽)を?」などはどの国でも聞かれますが、意外と「ロケ地はどこなのか」という質問もどの映画祭でも聞かれます。『仁光の受難』は東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・山形と様々な場所で撮影しているうえに、TOKYO以外の地名は海外の人にはメジャーじゃないと思うので、監督も回答に困るようです。

翌日、1月31日は夕方から2回目の上映。エンジェルは日本オタクのジェルマに代わり、日本のアニメやゲームの話をしながら楽しく徒歩で劇場で向かいました。(途中で変な建物やカッコイイ建物を見つけては写真をとったり)
LantarenVenster はオシャレミニシアター風な映画館。(でもスクリーンは大きいし座席も多い) 挨拶の後、劇場内のカフェで「チョコメル」を飲みながら時間を潰します。パピコみたいな味でおすすめ。(監督は帰りの空港でも飲んでました) 上映も好評、Q&Aも無事に終わり、『仁光の受難』の海外エージェントである「ASIAN SHADOWS」がヨーロピアンプレミアのお祝いをしてくれました。しかし、フランス人とイタリア人を前にして「ワイン飲めない」と言ってしまった監督は大ブーイングを浴びることになります。お祝いなのに(笑)
翌日は取材を受けたり、パーティで映画祭スタッフとたくさんお話したりしました。IFFRは日本語を話せる人がとても多いです。プログラマーのジュリアンさんはミックスの日本人ですし、日本語を話せる西洋人スタッフも、日本人スタッフもいます。バンクーバーと同様に「海外映画祭初心者向き」の映画祭なのかもしれません。あるテーブルでは「半分以上西洋人なのに会話は全て日本語」という奇妙な光景も見られました。監督も、オランダ人女性に「分別(ふんべつ)ってどういう意味ですか?」と日本語で聞かれ、「良いことと悪いことを区別できるというか、例えば同じ字で分別(ぶんべつ)とも読みますが……」と苦労して説明していました(笑)
良い思い出もでき、残り2回の上映も完売であることに安心しつつ、もう半分平らげてしまったチョコタイガーを持って帰国。『仁光の受難』は、次はどこの国に行くのでしょうか?

January 11, 2017

ロッテルダム国際映画祭、ヨーデボリ映画祭、ビクトリア映画祭、続々出品決定!

『仁光の受難』、2017年は1月から映画祭ラッシュです!

まずは「ロッテルダム国際映画祭」のブライトフューチャー(非コンペ)部門!
オランダでのヨーロッパプレミア上映が決定しました!

ロッテルダム国際映画祭の公式サイトはコチラ https://iffr.com/en/2017/films/suffering-of-ninko

毎年たくさんの日本映画を上映しているロッテルダム国際映画祭。
今月末のプレミア上映には監督も出席予定です。


続いてスウェーデンプレミア上映も決定です!

「ヨーデボリ映画祭」
https://festival.giff.se/events/suffering-of-ninko


そして早くも、再びのカナダ上映!

「ヴィクトリア映画祭」
http://www.victoriafilmfestival.com/film-guide/suffering-ninko-ninko-no-junan/


今年は『仁光の受難』が世界中に羽ばたいて行きそうな予感がしますね!
国内上映に関しても今順調に進行中ですのでお楽しみに!

今年も『仁光の受難』を何卒よろしくお願いします!


November 24, 2016

レポート『東京フィルメックス』

11月19日から27日までの9日間、有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ日劇にて開催された東京フィルメックスは、その上映作品のクオリティの高さから、映画ファンや業界関係者からの注目度の高い「アジアの映画作家を育てる国際映画祭」です。 その栄えあるコンペティション作品に選ばれた『仁光の受難』は、11月23日(祝・水)有楽町朝日ホールにて、ついにジャパンプレミア上映を果たしました! バンクーバーと釜山を経て三つ目の映画祭であるにも関わらず、監督は上映の24時間前から緊張の極地! やはり自国での初上映は特別な意味を持っていたようです。
開場では、主人公・仁光の陽気な兄弟子、托陽役の村上仁史さんが僧衣でお客さまを迎えます。600席以上ある朝日ホールを埋め尽くすほど、たくさんの方が来て下さいました!

まずは舞台挨拶。監督・庭月野議啓、主人公・仁光役の辻岡正人さん、浪人・勘蔵役の岩橋ヒデタカさん、能面の女役の有元由妃乃さんが登壇します。
緊張でガチガチな監督のガチガチな挨拶で始まった時はどうなることかと思いましたが、辻岡さんの「普段モテないのにモテまくる役やってすみません!」の土下座で一気に緊張がほぐれましたね。
司会の方にいくつか質問を頂いたので、その回答を簡潔にまとめてみました。(やはり弱気な監督と強気の主演の構図……)

司会:庭月野監督、ジャパンプレミアに臨む今の気持ちは?
庭月野:正直めちゃくちゃ怖いです。海外よりも日本の観客の皆さんの方が日本文化に詳しいので、ディティールの誤魔化しが効かない。本日はお手柔らかにお願いします。
司会:辻岡さん、撮影中の受難エピソードなどはありますか?
辻岡:辛い思い出しかない(笑) 真冬の撮影でしたし、滝にも打たれましたし、ずっと剃髪していたので「おつとめご苦労様です…」と勘違いされたり。でもそうした苦労の末に出来た素晴らしい映画なので、自主制作であることを差し引いて、ひとつの娯楽作品として厳しい目で観て頂いていいと思っています。
司会:岩橋さんの浪人・勘蔵は凄みのある役でしたが、演じる上で意識したことは?
岩橋:当時は10キロの減量をして臨みまして、太っている今と比べると30キロも痩せてました。迫力を出すために、毎日ウィダーインゼリーだけを食べて体型を維持してましたね。
司会:有元さんは一人で何役も演じられたとお聞きしましたが?
有元:メインの役では能面を被っていて顔を見せなかったので、それ意外にエキストラを含めて6役くらいやっています。(「低予算のため、少人数で回していたので…」と監督から補足)良かったら探してみて下さい(笑)
司会:では最後に、庭月野監督から一言お願いします。
庭月野:この映画はひとつの『怪談話』です。落語家さんがする怪談話のように、時に神妙な面持ちで、時に面白おかしく、世にも不思議な話を、ひとつお話致しましょうと、そういう趣向の物語です。オトナの昔話を是非楽しんで下さい。

そして上映が始まりました。普段日本人は比較的静かに映画を見る傾向にあるように思っていましたが、笑いどころではしっかり笑いが起こっていましたね。スタッフ・キャスト一同、感慨深くジャパンプレミアの様子を見守っていました。

上映後のQ&Aでは、フィルメックス・ディレクターの林加奈子さんの進行で、監督が作品について語ります。 まずは林さんに「こんなにも真面目にふざけている映画は本当に素敵で、本気の映画だと思います」というありがたいお言葉を頂きました。 いくつかの質問と監督の回答はちょっと長いので、Q&Aの様子を収められた東京フィルメックスの公式動画をご覧頂ければと思います。
動画中にはない場面で、「浮世絵アニメーションなどは海外の人にウケるだろうという下心があったんですか?」という質問に「下心だらけですよ」と答えた時は開場に笑いが起きましたね。 浪人・勘蔵というキャラクターは初期のプロットになかった役で、海外ウケを狙ってサムライを出そうという下心から追加していたのです。結果、仁光の悩みの本質を暴くという重要な役どころに昇華しました。
また、「こういう時代劇を作ろうと思った時にインスパイアされた映画などあるんですか?」という質問に「もともと京極夏彦先生の小説が凄く好きで、自分もこういう創作怪談を作りたいなと思ったのがキッカケで…」と答えている時、満面の笑みで頷いている方が何人かいらっしゃったのですが、恐らく同じように京極夏彦ファンの方だったのでしょうね。
最後に林さんに「庭月野さんは映画の明るい未来を担ってくれる方だと私は信じています」と仰って頂いたこと、そして、たくさんの観客の皆さんに盛大な拍手を頂いたことは、監督にとって大きな自信に繋がったことでしょう。
上映後もロビーでたくさんの方にお声をかけて頂き、サインや写真に対応していた監督でしたが、ようやく緊張から解放されたようで晴れ晴れとした表情をしていました。

まだまだこれから劇場公開に向けて頑張って行かなければなりません。海外エージェントとの打ち合わせのために、監督は打ち上げもそこそこに途中で引き上げて行きました。 これからも続く海外の映画祭や日本での劇場公開で多くの方々に『仁光の受難』を届けるため、我々の闘いは続きます!

(写真提供:東京フィルメックス スタッフ 村田麻由美さま 穴田香織さま)